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私家版用語辞典を作る理由2

言葉のイメージによる縛りを外すもう一つの方法として重要視しているのは私家版用語辞典を作ることである。経営に関する言葉には、意味が曖昧なまま使われているものが多い。そして曖昧なまま使われているがゆえに、いつの間にか間違ったイメージを持ち、それに縛られるがゆえに間違った判断をしてしまっている場合がある。

例えば、「付加価値」という言葉ある。付加価値の定義は会計用語では、簡単にいうと“企業努力”であり、とマーケティング用語では“売り手・買い手が得られる利益(恩恵)”であり、全く違うモノになっている。本来、付加価値のある製品についてかんがえる場合の「付加価値」はマーケティングの定義である。つまり、買い手にとって恩恵がある(そして、売り手にとっても利益が見込める)製品の開発や売り方を考えなければならないのである。が、販路開拓が苦手な企業様の多くは会計の“企業努力”と考えているがゆえに、製品の機能(※)や開発で苦労した点をアピールしようとしてドツボにハマってしまっている。

※:買い手にとってメリット(恩恵)がなければ、いくら優れた機能を持つ製品だったとしても売れることはない。したがって機能の説明に終始することは間違ったプレゼン資料となる。

そのほかに最近よく使われつつある「ガバナンス」がある。「企業統治」と訳されることが多い言葉であるが、元々の意味は「船の舵取り」である。ガバナンスとは“会社をうまく舵取りしていく”のが本来の意味だと考えるが、「統治」の意味である“支配し治める”に縛られると間違った判断に繋がる可能性があると考える。

経営に使われる言葉の多くは曖昧なまま使われているので、言葉を使う際には、本来 辞書で調べて意味を理解しておく必要がある。私は師匠から修行時代に辞書に書かれている言葉の意味が難しく腑に落ちない場合があるので、自分の言葉で説明した辞書を作るようアドバイスをいただいた。最近一から作り直しているので、アップした言葉の数はまだまだ少ないがホームページには私家版用語説明を作っているのでご覧いただければ幸いである

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